院長挨拶
 
 

私は、これまで胃ガン、大腸ガン、痔核などの切除手術と共に、切除不能の肝臓ガン、膵臓ガンの動注化学療法にも情熱を燃やして、数多くの手術症例を重ねてきました。
肝臓ガンと膵臓ガンは、切除不能のことが多く、従来、内科でも外科でも、治療の対象とされていなかったのですが、動注化学療法を行うと、大きなガンも意外と小さくなり、患者さんの苦痛もとれて、かなりの延命を得る例が少なくないことを経験しました。それは進行ガンの治療に取り組む医師にとって最高の喜びです。

 

?従来の体外ポンプに代わって、10年前からペースメーカーのように体内埋め込み式のポンプが利用できるようになり、治療成績も向上してきました。また動注カテーテルの挿入には、従来、開腹手術が必要でしたが、最近では血管撮影の装置を使ってレントゲン透視下に、局所麻酔で大腿動脈から肝動脈へカテーテルを挿入し、局所麻酔でポンプを皮下組織に埋め込むことができるようになって大変便利になりました。

思えば大学の医局に20年、都心の病院に15年、多くの方々の診療を通して、大変な勉強をさせていただきました。平成2年、この富士見市に縁を得て空青く水清き田園の中に新しい職場を与えられました。今、一度、奮起して、医療に身を献じ、これまでの貴重な臨床経験を生かして、何とか社会への恩返しができればと念願しています。

 
 
私の診療ポリシー
 

切除不能の進行ガンであっても見捨てないで、動注化学療法でできるだけの努力をします。
手術でガンを取り除いて患者さんの生命が救われることも嬉しいですが、手術できないガンでも薬を使ってどんどん小さくなりますし、著しい延命を得られるということが我々の大きな生き甲斐です。

患者さんへ
  切除不能のガンでもあきらめないで、抗ガン剤を局所にだけミサイル攻撃で上手に注入してガンを少しでも小さくし、延命を得るように頑張ってほしい。
よい診療を受けるには
 

納得の得られるまで、遠慮なく何でも医師に質問すること。症状の好転、増悪、体調の変化など、何でも医師に報告すること。

 
     
 
履歴・職歴・専門・地域医療関係・著書・論文・学会発表
 
 
履歴
 昭和5年  広島県呉市出身
 昭和22年3月  広島県立呉第1中学校4年修了
 昭和25年3月  第六高等学校理科卒業
 昭和29年3月  東京大学医学部医学科卒業
 昭和30年4月

 在日アメリカ陸軍病院(横浜・座間)インターン修了
 第18回医師国家試験合格
 医籍登録番号弟156919号

 昭和35年3月  「門脈外科におけるアミノ酸代謝の研究」で学位受領(東京大学)
 
職歴
 昭和30年6月?
 昭和38年1月
 東京大学医学部木本外科研究生
 昭和38年1月?
 昭和40年9月

 フルブライト留学生
 ボストン・レイヒークリニック外科研究員
 ハーバード大学医学部外科研究員(マサチューセッツ総合病院)

 昭和40年9月?
 昭和50年6月

 東京大学医学部第二外科研究生
 文部教官
 東大助手

 昭和50年6月?
 平成2年3月

 半蔵門病院外科部長
 平成2年4月  三浦病院院長
 平成3年3月まで  東大医学部非常勤講師兼務
 平成3年4月より
 平成18年3月まで
 埼玉医大総合医療センター非常勤講師兼務
 
専門

消化器外科とガンの動脈内注入化学療法、最近17年間の手術例は約9,000例、そのうちポート埋め込みによる動脈内注入化学療法は、原発性肝ガン、転移性肝ガン、その他膵臓ガン、骨盤内腫瘍、乳ガン等あわせて4,119例にのぼる。

 
地域医療関係
 昭和50年  東京都千代田区医師会会員
 平成4年  埼玉県東入間医師会会員
 平成6年  埼玉県東入間医師会学術委員
 
著書・論文
 著書・単行本

 2篇(共著者含む)

 分担執筆  39篇
 医学雑誌論文

 386篇(共著者含む)

 
学会発表
 特別講演  6 回
 教育講演  1 回
 招請講演  1 回
 シンポジウム  19 回
 パネルディス
 カッション
 8 回
 ワークショップ  2 回
 一般演題  77 回
 ポスターセッション  6 回
 

   
 

平成10年度日本臨床外科学会賞を受賞 学会総会(広島市)で受賞記念講演「生涯現役で」と決意も。